社長メッセージ
株主・投資家の皆様へ
株主の皆様には日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度の東日本大震災により、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
平成22年度(2010年度)の連結業績および平成23年度(2011年度)通期の業績見通しにつきまして、ご報告申し上げます。
平成22年度(2010年度) 連結業績
前期 2009年度実績 |
当期 2010年度実績 |
増減 |
|
|---|---|---|---|
| 売上高 | 111,842 |
130,377 |
18,534 |
| 営業利益 | △ 4,496 |
4,890 |
9,387 |
| 経常利益 | △ 5,388 |
1,166 |
6,554 |
| 当期純利益 | △ 3,877 |
1,762 |
5,639 |
当連結会計年度(平成22年4月1日から平成23年3月31日まで)の世界経済を概観いたしますと、経済・金融危機以降各国で講じられた金融安定化策により、前半は前年度からの回復基調を維持しましたが、後半は経済対策効果の剥落が見られました。新興国ではインフレが進行し、欧米先進国においてもギリシャの財政危機に端を発する経済の混乱や中東の政情不安により、先行きは一層不透明な状況です。
わが国経済につきましても、前年度半ば以降緩やかに持ち直しておりましたが、3月に起きた東日本大震災の影響により、景気後退が懸念されます。
海運業界におきましては、外航海運市況は、本年度初めに鉄鉱石価格が上昇し、その後荷動きが減少したことなどから夏場に大きく落ち込みました。秋から年末にかけて市況は若干持ち直したものの、その後発生した東豪州の大規模洪水による石炭輸出量減少を背景として市況が再び大きく落ち込むなど、全般的には低調に推移し、燃料油価格高止まりや為替円高という要因もあり、期末にかけ厳しい状況が続きました。
また、内航海運市況は、国内の鉄鋼生産量が輸出向けを中心に回復が進みましたが、全般的には内需低迷を背景に主要貨物であるセメントや原材料の輸送が低迷し、年間を通じ厳しい環境におかれました。
このような状況のもと、当社グループは全力をあげて堅実な営業活動や船隊整備を行い、効率的な配船ならびに運航に努めました結果、売上高・営業利益・経常利益・当期純利益ともに、前年同期対比、大幅な増収増益となりました。なお、特別損益項目には、東日本大震災の災害損失(34億1百万円)の特別損失と受取保険金(33億11百万円)の特別利益を計上いたしております。
平成23年度(2011年度)の連結業績見通し
2010年度通期実績 |
2011年度通期見通し (1/24) |
増減 |
|
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,303 |
1,430 |
127 |
| 営業利益 | 49 |
34 |
△ 15 |
| 経常利益 | 12 |
21 |
9 |
| 当期純利益 | 18 |
56 |
38 |
2010年度実績 |
2011年度見通し |
|
|---|---|---|
| 中間期末 (第2四半期末) |
¥0.0 |
¥0.0 |
| 期末 | -(未定) |
-(未定) |
| 通期合計 | -(未定) |
-(未定) |
当社グループの主たる事業である外航海運市況は、平成22年度は、前半は総じて堅調に推移しておりましたが、後半から市況が下落し、当面は厳しい状況が続くと考えられます。一方、中長期的には、鉄鋼等の原料のみならずエネルギー資源や穀物の需要増大が見込まれることから外航海運市況は回復するものと考えております。
平成23年度においては、為替の円高、燃料油価格の高騰に加え、東日本大震災による景気後退が懸念されるなか、当面は厳しい環境が続くものの、平成22年度と同様に堅実な営業活動や効率的な配船並びに運航に努めてまいります。
今年度の配当予想につきましては、業績の動向が不透明なため、現時点では未定とさせていただき、確定次第速やかに公表いたします。
今後とも株主の皆様には、一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
尚、当社グループでは、2011年4月に中期経営計画を公表いたしました。ご参考までに以下にその骨子を記載いたします。
中期経営計画 『The 2nd Review of Daiichi Vision=The Challenge=』の骨子
(2011年4月公表)
2009年4月に、『Daiichi Vision =The Challenge= ~早期復配の達成と安定配当体制の構築~』を発表いたしました。
この中期経営計画は、2008年下半期のリーマンショックに起因する、一時的かつ大幅な市況下落による損益悪化に対応し、2009年度を体質改善の年と位置づけ、2010年度以降の更なる発展・成長を目指したものです。
中期経営計画の初年度である2009年度は、体質改善の為の諸施策を着実に実行いたしました。翌年度2010年度は、下期、特に第4四半期からの急激な市況低迷・為替円高に加え、東豪州の洪水及び東日本大震災の天災の発生などの厳しい外部環境の中、堅実な営業活動、競争力のある船隊整備、 効率的な配船・運航に努めた結果、営業利益・経常利益・当期純利益の全てにおいて黒字を計上いたしました。
2011年度は当面、東日本大震災による景気後退が懸念され、市況低迷・為替円高・燃料価格高騰といった厳しい環境が続くものの、2010年度同様に堅実な営業活動及び効率的な配船・運航に努めてまいります。
今般、2011年度からの新3ヵ年数値目標を織り込んだ『The 2nd Review of Daiichi Vision =the Challenge=』を新たな発展・成長のスタートとして策定いたしました。
新数値目標(連結)【2011年4月時点】
2010年度決算 |
2011年度計画 |
2012年度計画 |
2013年度計画 |
|
|---|---|---|---|---|
| 売上 | 1,303 |
1,430 |
1,620 |
1,760 |
| 営業利益 | 49 |
34 |
97 |
126 |
| 経常利益 | 12 |
21 |
82 |
107 |
| 当期利益 | 18 |
56 |
80 |
95 |
2015年目標 |
|
|---|---|
| 売上高 | 2,000億円 |
| 営業利益 | 200億円 |
当社グループは、海上輸送の品質の維持・向上の為、良質船員の確保・育成と船舶管理体制の強化に取り組み、安全運航に努めております。中期経営計画で掲げておりますとおり、競争力のある船隊整備を進め、更なる収益向上に努めることで、「早期復配の達成と安定配当体制の構築」に向けてグループ一丸となって邁進してまいります。
今後とも株主の皆様には、一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


