船長になる日を夢見て、
陸から航海を
サポートする日々。

ファーストマリンサービス㈱出向
2020年 新卒入社
海上技術コース(航海専修)卒
K.O
なぜ第一中央汽船に?

温かな社風のもと、海・陸でキャリアを積めるから

幼い頃から船長であった父の姿に憧れ、「いつか自分も船で働きたい」という思いを抱いていました。その思いを胸に海技大学校へ進学し、航海士として必要な知識や技術を学びました。特に航海計画や実習を通じて、海上勤務のやりがいや責任の大きさを実感し、学んだことを現場で活かす面白さを知りました。就職活動では、外航船の航海士として働くことを軸としながら、海上と陸上の両面でキャリアを積める会社を志望。その環境が整っている理想の会社が第一中央汽船でした。実は父が当社で働いていたこともあり、幼少期から温かな社風が気に入っていました。社員同士はもちろん、家族同士の交流も盛んで、子ども心にも居心地の良さを感じていたんです。人とのつながりを感じながら、安心して挑戦できると確信し、入社を決めました。

現在の仕事について
教えてください。

各種対策を検討し、近海船の運航をサポートする

入社以来、航海士のキャリアを歩んできましたが、2023年からはファーストマリンサービス株式会社に出向し、陸上で海務の仕事を担当しています。具体的には、各運航部の窓口として世界中を航行している自社運航船を対象に気象・海象をモニタリングし、航路変更などの対策を考え、安全な航海ができるようサポートしています。また営業部からの問い合わせ対応も重要な仕事です。例えば荷役の際、「もっと効率的な積付け方法はないか?」「本船のクレーンと、受け皿となるホッパーが干渉しそう。どうすれば回避できる?」といった問い合わせが寄せられます。これを受けて、調査・検証のうえ有効な対策をアドバイスします。他には運航船への訪船点検にも従事しています。現場と陸上の橋渡し役として、船の運航を多方面から支える役割を担っています。

どんな時に
やりがいを
感じますか。

自分の提案が、スムーズな運航につながったとき

陸上では、船ごとに異なる状況やトラブルに対応しなければなりません。決まった正解がない中でも、的確な判断を求められるのがこの仕事の難しいところ。それだけに、自分の判断や対応がスムーズな運航につながったときは、うれしさもひとしおです。以前こんな出来事がありました。台湾から日本に向かって運航する際は通常、最短経路である沖縄の南側を通ります。ただ、このときは沖縄の北側を通る航路が気になり、調査してみたんです。すると案の定、黒潮によって速度が上乗せされ、遠回りする分を差し引いても時間短縮につながることが判明。この代替ルートを提示したところ採用され、最終的に到着を2~3時間も早めることができました。結果的に本船の運航採算の向上に貢献できたことに、大きな達成感を覚えました。この一件もそうですが、現場を裏方から支える仕事には、海上勤務とは異なるやりがいがあります。それが新鮮で、常に好奇心をもって取り組むことができています。

⼊社してから、
どのような経験や成長を
してきましたか?

充実感に満ちた、航海士としての3年間

海上勤務では、航海当直や停泊当直をはじめ、消火設備や救命設備の保守・点検、さらには航海計画の立案や船長補佐などを担当してきました。実際の航海を支える幅広い業務を経験することで、安全で確実な運航に貢献する責任の重さとやりがいを学びました。入社3年目には二等航海士に昇格し、航海計画の作成も担当するように。難しいのは、天候や他の船舶の状況など、自分ではコントロールできない要素に左右されること。変更を迫られる場面を何度も経験しました。そんな苦労があるからこそ、長い航海を経て船が無事に目的地へ到着したときには、「世界の物流を支えている」実感とともに、達成感に包まれます。また、国や港によって異なる文化や海域を経験できることも、この仕事ならではの魅力です。船内の食事に関しても、一緒に乗る外国人船員の方に合わせて、各国の料理が振る舞われます。その料理に舌鼓を打ちながら、互いの国の話をすることが毎回の楽しみでした。こうした思い出の数々が、私の中で大切な財産になっています。

⾃分×第⼀中央汽船の
未来に向けて

目指すのは、父みたいな船長

海上勤務では、「船を実際に動かす」立場として責任を果たしてきました。陸上勤務の現在は、「船を支える」立場としてサポート役に注力しています。現場と陸上の両方を経験しているからこそ、船員の気持ちを理解しながら的確な支援を届けられることが、自分の強みであり使命だと考えています。今後は、陸上勤務で培った経験を海上勤務にも活かし、安全運航をリードできる航海士、そして将来的には船長を目指したいと考えています。言葉にするのは少し気恥ずかしいですが、周囲の皆さんから信頼される、父みたいな船長になりたいです。