内航船員から、外航船の
運航管理・契約担当への挑戦。

本社
2023年 中途入社
海洋学部 航海学科卒
Y.M
なぜ第一中央汽船に?

当社に出向し、陸上職の面白さを知ったから

当社の航海士だった父の影響で、小さい頃から航海士に憧れていました。航海学科のある大学へ進学し、就職活動では乗船と休暇のサイクルが短い内航船会社を志望。その中で、第一中央内航が父の勤務先のグループ会社であることを知りました。幼少期に社宅で過ごした経験から、社員の方々の雰囲気にも触れる機会が多くあり、また父が長年勤めていたという安心感と親近感から、第一中央内航で働くことに決めました。転機が訪れたのは入社3年目。当社へ出向し、初めて陸上勤務を経験したのですが、運航管理業務が思いがけず面白かったんです。そもそもの船を動かす理由やお金の流れが見えて、目が開かれる思いでした。出向終了後は内航船員として再び勤務しましたが、自ら船を操船するよりも、船を運航・営業する側の立場により大きなやりがいを感じることを再確認しました。その後、幸いにも当社へ転籍できる機会に恵まれ、現在に至ります。

現在の仕事について
教えてください。

貨物を起点にした営業と、船を起点にした営業

2025年8月より、ハンディ船の契約担当に従事しています。私は2~3社の荷主様を担当していますが、特にお問い合わせが多いのは、オーストラリア産の塩や北米産の木材を日本へ輸送する案件です。求められた船型や時期に応じて最適な船を確保し、ブローカーから仕入れたマーケット情報を参考に、荷主様に運賃を提案します。また担当荷主様とは別に、担当エリアも持っています。すなわち、台湾以北の極東エリアです。1回限りのスポット案件が多いため、当社が運航している船が極東エリアでフリーになるタイミングで、別の荷主様の案件を獲得していきます。船を稼働させることが売上につながるので、別の海運会社などにその船を貸し出す「定期用船契約」を取り交わすことも有効です。以上のように、貨物を起点にした営業と、船を起点にした営業の2パターンに取り組んでいます。

どんな時に
やりがいを
感じますか。

幅広い選択肢から、好条件の契約を結べたとき

ハンディサイズのばら積み船は、小型な点とクレーンを搭載している点に特徴があります。そのため水深が浅い港や、設備が限られた港にも入港できます。扱う貨物についても、穀物・肥料・石炭・木材など多岐にわたるため、多種多様な案件に対応可能です。契約担当としては、新しい知識や経験を得られるチャンスが豊富で、大きな魅力を感じています。一方で、1回限りのスポット案件が多いこと、マーケットの変動が非常に早いことに難しさも感じています。タイミングを逃すとすぐ条件が悪化したり、案件そのものを失注したりするリスクが高いからです。それだけに幅広い選択肢の中から、好条件の契約を結べたときは喜びもひとしお。判断のスピードと的確さが、契約担当の腕の見せどころです。

⼊社してから、
どのような経験や成長を
してきましたか?

内航船とは大きく違う、外航船の運航管理

転籍前は、内航船のグループ会社で航海士と運航管理を経験しました。内航船は船員もお客様もすべて日本人。勝手知ったる間柄で、連絡も電話が基本。それに対して、当社へ転籍してから経験した運航管理業務では、外航船しか扱いません。キャプテンもクルーも外国人のため、英語でコミュニケーションを取るにあたって、互いに齟齬がないよう自然とメールベースになります。物事を動かすには、契約書ベースの交渉が大前提。同じ運航管理でも、仕事そのものの進め方が全く違うことに驚きました。また、転籍前はセメントの専用船がメインでしたが、転籍後はさまざまな貨物を扱う不定期船で、その種類の豊富さにも目を見張りました。こうしたギャップに当初は面食らいましたが、約2年にわたって運航管理に従事することで、外航船がどう動いているかを理解することができました。この経験は、契約担当になった今、とても役に立っています。

⾃分×第⼀中央汽船の
未来に向けて

特殊なキャリアから得た「視野の広さ」で貢献したい

今はまだ海運マーケットの動向を予測することに苦戦しているので、判断に迷いが生じる場面があります。もっと経験を積み、各国の政治・経済・社会の動勢がマーケットに及ぼす影響を、肌感覚で読み解けるようになりたいです。キャリアについては、海上職出身でありながら、陸上メインで経験を積んできた特殊性を活かしていきたいと考えています。船員目線、営業目線は持つことができたので、将来的には管理部目線などもほしいところ。視野の広さを武器にして、会社に貢献していくつもりです。