船長としての責任を一身に背負い、
船員と船、積荷を守る。

海上職/船舶部長(船長)
1989年入社/商船学部出身

松本征剛Seigo MATSUMOTO

経歴CAREER PATH

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  • 入社
  • 海上勤務
    三等航海士
  • 海上勤務
    二等航海士
  • 陸上勤務
    船舶管理
  • 海上勤務
    一等航海士
  • 陸上勤務
    海務課
  • 海上勤務
    船長
  • 陸上勤務
    海務監督
  • 陸上勤務
    船舶部長

入社のきっかけと現在の業務

自分の叔父が船長として働いていたこともあり、幼い頃から海運業界に興味がありました。進学後は当社に入社された大学の先輩から話を聞き、入社を志願。当時よりバルクキャリアをメインとしていたため、世界各国の様々な港に行ける点に仕事の面白さを感じていました。現在は陸上勤務中ですので、船舶部長として当社の海技に関わる全ての業務に携わる他、営業部署のアシストに奔走しています。

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海上勤務中は船の最高責任者である「船長」として、「貨物」、「船体」、「乗組員」といった船の安全運航に関わる全ての責任を背負っていたと自負しています。海上も陸上もどちらもやりがいがあり、仲間の大切さが学べる仕事だと思っています。

海運という仕事のやりがい

海の上では外からの支援も得られず、船の中にあるもので問題を解決しなければなりません。そんな逆境的な状況だからこそ強い結束力が芽生え、乗組員全員がプロ意識を持って仕事に挑むことができます。航海を共にした仲間たちは、もはや「戦友」と呼べる関係ですので、社内でも圧倒的な距離感の近さが生まれますね。また海上では30歳前後で一等航海士、あるいは一等機関士として数名の部下を持つことになります。これは陸上と比べるとかなり早いと言えます。若くして言語や慣習が違うフィリピン人の部下を率い、部門長として安全な航海を成就させるのは大変ではありますが、部下と共に成長しながら一つのことを達成する喜びは、何物にも変えがたいですね。

第一中央汽船の魅力

当社は風通しがよく、自由闊達な会社です。意見を言いやすい環境が整っており、私自身も部下からの意見にしっかり耳を傾けるよう気をつけています。海上では想像を遥かに超えるスケールの船を、たった20人前後で動かすわけですから、乗組員との普段からのコミュニケーションや意思疎通がとても重要になってきます。海上の仕事は、信頼関係を築いた乗組員たちによって支えられているのです。また当社は、人数規模は大きくありませんが、バルクキャリアの総合船社として仕事内容は多岐にわたるため、比較的若いうちから責任ある仕事を任される傾向にあります。これも当社で働く魅力のひとつだと考えています。

未来を拓くためのメッセージ

第一中央汽船の船長であるという誇りを抱き、任された業務を完遂することが私の使命です。そしてプロフェッショナルとして作業をこなす過程で、仕事に対するスタンスや必要となるスキルを次の世代に伝えていきたいと考えています。海運の仕事は、人とのつながりや結束が非常に大切ですので、学生の皆さんにも大学生活や就職活動を通じて、コミュニケーション力を磨いてほしいと思います。技術や知識を身につけるだけでなく、それをわかりやすく伝える力を育んでください。また世界を舞台にする職場だからこそ、人に対しても国に対しても「知的好奇心」を持って積極的に関わり、理解を深めることが、海運の現場では役に立つでしょう。